パッションフルーツの緑のカーテン(グリーンカーテン)

パッションフルーツの緑のカーテン(グリーンカーテン)の育て方

失敗しない緑のカーテン(グリーンカーテン)の作り方

 最近、パッションフルーツで緑のカーテンが出来ると聞いて、朝顔やゴーヤと同じように栽培すれば緑のカーテンが出来ると思い、園芸店やホームセンター等で小さな苗(1m以下)を購入して栽培したが、7~8月はさびしい緑のカーテンで9~10月になってやっと緑のカーテンが出来た。蔓ばかり伸びて花が咲かなかった。花は咲いたけれど実が生らなかった。・・・・・と言う相談がたくさんありました。

正しい育て方をすればパッションフルーツで立派な緑のカーテンが出来、果実もたくさん生ります。

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パッションフルーツの緑のカーテンは次のような特長があります。  

1.成長が早いので、一夏で“緑のカーテン”ができる。

   大きな苗(1m以上)小さな苗では難しい。
2.光沢のある緑の葉がきれい。枯れた葉がほとんど発生しない
3.病気・害虫の発生がほとんどない。無農薬栽培が出来る。
4.花がきれい。パッションフルーツは別名クダモノトケイソウ
5.果実たくさん生る。卵形の青い果実は熟すると表皮のきれい  な赤紫色に変わる。黄色もある。
6.果実は甘味・酸味があり、独特のよい風味がする。
   熱帯果樹の中では最も香りのよいフルーツと言われている。

 

【準備する物】
 ◆パッションフルーツの苗◆
ポイント① 大きな苗(蔓の長さ2m以上)     をお勧め 
  立派な緑のカーテンを作るポイントは   大きな苗を使用することです。  

  大きな苗は果実もたくさん

    (30~100個)生ります。
  苗の本数は緑のカーテンの広さに

 よって変わります。
  例えば 緑のカーテンの広さ

   幅 3.6(2間)、

   高さ3.0mのところでは

  2本(苗の大きさ・・・蔓の長さ

             2m~3m)

 ◆資材◆
   プランター・鉢(50ℓ以上をお薦め)

   ネット(キュウリのネットでも十分・・・安価)。
   ネットを張るための棒(竹竿、園芸用支柱など)。紐少々

   用土(赤玉土―大、小・腐葉土・堆肥・クン炭等)

   肥料

【栽培環境】日当たりのよいところ。半日でもOKです。 

 

【用土】ポイント 『地植え』はあまり気にする必要はありませんが、腐葉土・堆肥・クン炭等を入れて、土とよくかき混ぜる。水はけのよい肥沃な土地を好みます。
野菜用プランター・鉢を使用する場合は赤玉(小)6割、腐葉土2割、堆肥2割を混ぜて使用する。この用土は水はけがよい。深い鉢やプランターは底から3~5cmぐらい”赤玉(大)”を入れます。野菜用プランター・鉢は50リットル以上をお薦め。 

【植え付け準備】地植えする所を1週間~1か月程前に腐葉土・堆肥・クン炭を入れて耕す。 

【植え付け】苗(大きな苗)は4月下旬~5月下旬までに植える。早く植えた時は霜対策をする。 大きな苗の鉢抜きは①鉢を両サイドから手で押すと鉢が歪み、鉢と土が離れます。②鉢を横に倒して抜くと、苗の根に負担がかからず抜けます。

【水遣り】ポイント③ 『地植え』植え込み時にたっぷりあげ、あとは基本的にあげなくてよいです。晴天が続き土の表面が白く乾いている場合は水をあげてください。

『プランター』乾いたら十分に水を与える。鉢底から水が流れ出るまで。水のやり過ぎは根腐れの症状が出て苗が元気なくなります。夏の暑い時期には1日2回ほど水を与えて下さい。

【肥料】1ヶ月に1~2回、有機配合の発酵固形肥料や緩効性肥料。パッションフルーツは肥料食いなので多めに与えて下さい。化成肥料の場合は注意(肥料やけに)してあげてください。

ポイント④ 天然動物質有機肥料(グリーンキング)をおすすめ。グリーンキングは植物にやさしく、花芽がたくさん出来、実もたくさん生る。初めての方にはお薦め、多めにあげても肥料で失敗することがない。

【病気と害虫】ほとんどありません。蟻が来る(蕾と葉っぱから蜜が出るから) ことがありますが、害を与えることはありません。蟻が来てもアブラムシは来ません。最近は、ときどきカメムシが来ることがあります。長年育てていると円斑病の発生が見られる時がある。この時は殺菌剤STダコニール1000を使用する。

【主な作業】ある程度成長するまでは蔓の誘引をする。延びすぎた蔓は剪定する。 どこで切っても構いません。受粉作業。

【受粉作業】ポイント⑤ 5~7月にかけては虫が少ないので人工授粉(10時~17時)をする。おしべの花粉をめしべの緑色の部分(裏側)につける。 花は朝8~9時ごろ咲き、1日花なのでその日のうちに人工授粉をする。9~10月は1~5割ぐらいは虫が花粉を付けてくれます。おしべの花粉は暖かい日は開花30分後にできますが、雨の日や気温が低い日は花粉のできるのが遅れます。遅い時は午後4時ごろになる時があります。その時は次の日の朝の7時ごろまで 花が開いているので、朝花粉付けしてもOKです。たくさん花が咲いている場合の花粉付け作業は筆や綿棒等を利用すると良い。

【収穫】月から9月に掛けて、青い果実が赤紫色に変わり、自然に落下します。それを収穫します。果実は表面が硬いのでほとんど傷がつきません。果実にネットを掛ける必要はありません。

【その他】9、10月になるとまた花が咲き始め果実がたくさん生りますが、屋外で育てたパッションフルーツは11月になり霜が降りると枯れますので、9,10月に実った果実は収穫できません。行灯つくりの鉢植えで育てた場合は室内(居間等)に取り込み管理すると来年の1~5月に収穫できます。

【果実】赤紫色した卵形の果実です。オレンジ色をしたゼリー状の果肉は甘味、酸味、独特のよい香りをもつビタミン・ミネラル・βカロチン・カリウム・ナイアシン・葉酸などの栄養素も豊富で健康維持にも貢献するトロピカルフルーツです。

【食べごろ・保存完熟して落下した果実はすぐに美味しく食べられます。常温で3~7日位過ぎると果実の表面に”シワ”が寄り始め、その頃、酸味が少なくなり食べやすくなると言われていますが、10日以上置くとオレンジ色をした果肉の形が崩れはじめ、見た目が悪くなるので、早めに食べた方が良いでしょう。冷蔵庫で20~1ヶ月保存できます。

【食べ方】横半分に切ります。種の周りについている半透明のオレンジ色の部分が果肉になります。スプーンですくいあげ、種ごとお召し上がり下さい。その時に、種を噛んでポリポリと・・・、また別の食感が楽しめます。種は生命の源です。種を噛んで食べることをお勧めします。酸味が強く感じられる方は、少量のハチミツ(おすすめ)か砂糖を加えて下さい。

【アレンジ】ジュース⇒中身をスプーンでかき出し、種ごとミキサーに入れ、好みで砂糖と水を加えます。ジャム・ゼリー・シャーベット・アイスクリーム・ヨーグルト・焼酎やカクテル等の原料としても幅広く利用できます。

【殖やし方】挿し木 5、6、9月 お勧め

【冬越し】緑のカーテンに使用したパッションフルーツはコンパクトに刈り込み(1~3m)⇒鉢上げし⇒室内(1℃以上)に取り込む。玄関・廊下等は7割がた枯れます。居間・リビング等が良い。水遣りは回数が少なくなる。水のやりすぎに注意

鉢上げする場合は9月下旬~10月上旬までに行ってください。寒くなると根付きが悪く枯れる場合があります。 

 室内では緑の葉がきれいなので観葉植物としても楽しむことが出来ます。

【植替え】鉢植えの場合 1年に~2回(春・秋)植え替えをすると、元気な苗に生長し、蕾・果実がたくさん出来ます。当然肥料も忘れずに。